ぬり字

 小さい頃、女の子なら誰でも『ぬり絵』で遊んだことがあるでしょう。最近では『大人のぬり絵』なんてモノも流行っているとか。確かに『ぬり絵』って、ただひたすら色を塗り続けるので何も考えずにいられます・・・。心の落ち着きを求める人にはよいですよね。
 ところで、今日は経営指導員さんたちは県連(群馬県商工会連合会の略です)で一日研修で、事務所は人が少なかったです。そして、とっても静かでした。そんな静かな日の午後、I局長が「今、手が空いたから色を塗るよ?」とおっしゃってくださいました。色を塗る・・・?そうなんです。毎年のことですが、大胡祗園まつりの時期になると、道路わきに交通規制の看板を立てます。その看板は一部赤で色を塗らなくてはならない部分があります。看板は大体こんな感じです(↓)。
交通規制の看板
 いつもこの紙は、大胡にあるシャンテ(前橋市民文化会館大胡分館)さんにお願いして印刷していただきます。大きな感熱紙への印刷(黒色のみ)なので、赤く塗られる文字は白抜き文字に印刷してもらうのです。その枠の中を赤いマジックで塗りつぶすという単純作業なのですが・・・これがなかなか難しいのです。『ぬり絵』ならぬ『ぬり字』です。I局長なんて「あまり真剣になると、知らないうちに舌を出しちゃうんだよね」と言いながら、かなり真剣に丁寧に塗っていました。私はI局長が舌を出しているところを見たくて、たまにI局長の顔を見てみましたが残念ながら舌は出ていませんでした。新人Tさんは「私には(こういう作業は)向かないの」「私、不器(=不器用)だからできないよ~!!」と何度も何度も何度も言いながら、丁寧に塗っていました。私も最初の数文字は超がつくほど丁寧に塗っていましたが、だんだん面倒になりはみだすように・・・。でも、近くでじっくり見る人はあまりいないし、遠くから見れば読めるし、きっと大丈夫でしょう。大胡地区を通る方は、交通規制の看板をじっくり見ないで・・・いえいえ、内容はよく読んでくださいね!ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 『ぬり絵(ぬり字)』は人の性格がわかるモノだと思いました。みなさんもぜひお試しください。